面接を受ける際に注意したいこと



さて、“面接”といわれれば、どんな人でも必ず緊張します。

全ての面接官というつもりはありませんが、多くの面接官は、みなさんのことを理解しようとするスタンスで面接をしてくれるはずです。
中には、厳しい質問などでみなさんのストレス耐性をみている面接官もいると思いますが...その時は、その時です。
冷静に状況を対応できれば、きちんと評価をしてもらえます。

逆に、「面接は、全然緊張しなかった」といって戻ってきた先輩達もいました。
しかし、そういう場合ほど結果的に“不採用”になることが多いといえます。

志望度が高く、その対策としてしっかりと準備すればするほど、緊張感は高まるはずですが、それはみなさんが力を発揮できるチャンスが高まっていると自分に言い聞かせてください。
きっといい結果がでます。

さて、面接を受ける際に注意していただきたい点について説明します。

〈面接を受ける際の注意事項〉
①面接には、基本的にはスーツで行く
②応募の前に職場見学ができなかった場合には、面接の際に職場をみせてもらえるよう依頼をする
 (白衣を持参しておくこと)
③社会人としてのマナーに気をつける

まず、服装については、“スーツ”で行く方が望ましいといえます。
医療従事者の場合、スーツで通勤することはほとんどありませんが、面接というオフィシャルな場にいくわけですから、社会人として相応しい服装である必要があります。
そのため、男性も女性もスーツで行くことをお勧めします。

“就活”においては、第一印象はとても大切です。
社会人として清潔感のある服装や身だしなみを心がけるようにしましょう。

2点目は、もし面接までに施設見学ができていないようであれば、ぜひ施設見学をさせてもらえるようにお願いをしてみましょう。

応募先によっては、面接の前後に施設内を案内してくれるところもあります。
もし、面接の際にも見学が予定されていないようでしたら、面接の最後に施設見学をさせてもらえるようにお願いをしてみましょう。

複数の治療院を経営しているところでは、面接は本社で行うこともあると思いますので、その場合は、日を改めて見学をさせてもらえるようにお願いしても構いません。

また、面接の際には、見学をさせてもらえるという点を念頭におき、必ず“白衣”を持参しましょう。
特にロングの白衣(一般的にドクター・白衣と呼ばれているもの)を持参すれば、上着を脱いで羽織るだけですみますので、便利です。
現場は、施術をする場所ですので、白衣を持参しておけば、失礼にもなりませんし、準備がよい人という印象ももってもらえます。

3点目は、マナー全般についてです。

まず、社会人として“遅刻は厳禁”です。
たとえ1、2分であっても遅刻すれば、基本的に採用されることはありません。
もし、万が一、不測の事態で約束の時間に遅れそうな場合には、必ず“事前に”連絡をいれるようにします。

もちろん、そうしたことも踏まえ時間には余裕をもって行動する必要があります。
先方より特別な指示がなければ、約束の時間の10分程度前に到着し、受付に挨拶をするのが一般的です。
逆にあまりにも早く到着しすぎるのも控えましょう。

また、受付での対応というものも当然、みられています。
これまでにも電話の対応などについて注意することを説明してきましたが、当然、みなさんが受付でどのような対応をするかという点も大切になります。
自分の氏名と用件を伝えましょう。
例えば、「恐れ入ります本日、〇〇時に面接のお約束をいただいております××と申します」、「こんにちは。××と申します。本日、〇〇時に面接のお約束をいただいております」という程度で構いませんので、しっかりと挨拶をしましょう。
もちろん、対応をしてもらったらお礼を伝え、帰り際にも受付の方がいたらお礼をいって帰るようにしましょう。

こうした社会人としてのマナーは、単に“就活”という限定的なマナーではなく、当たり前のこととして身につけていただきたいと思います。

さて、ここまで面接を受ける際の準備や注意事項について説明してきましたが、最後に心構えのひとつとして覚えておいていただきたい点があります。

〈Point〉合格すること自体が目標になってしまわないように注意すること

就活をしていると、“内定をもらうこと自体”が目標になってしまいがちです。
特に採用されない状態が数回続いてしまった場合、そうした傾向になりやすくなりますので、気をつけていただきたいと思います。
面接を受ける際にも、面接を通じて志望先を“しっかりと見極める”という心構えを持ってのぞんでいくことが大切です。

残念ながら実際問題として、就職先としてふさわしくない治療院や医療機関が存在していることも確かです。
そのため、職場見学や面接を通じて本当に自分がやりたいことを実現できる場所かどうかを確認していかなくてはいけません。
もちろん、就職して自分のやりたいことがすぐに実現できるほど、この世界は甘いものではありません。
苦労することも沢山あります。
どんな仕事でも、必ず乗り越えて行かなければ次のステップにはあがれないこともしっかりと認識するということも必要です。
面接時や事前の職場見学を通じて、そこで働きたいという思いを持てるかどうかがとても重要ですので、その点を忘れないようにしましょう。

面接や事前見学、院長やスタッフの様子、患者の方の様子、求人票の内容(手書きの場合、丁寧に書かれていないなど)ををトータルに考慮して自分の目標につながる経験ができる就職先であるかを見極めなくてはいけないということを忘れないでください。

最終的には、自分で自分の働き場所を見つけなければなりません。

この点は頭の片隅にいれておくようにしましょう。

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